【シアトル(米ワシントン州)29日(日本時間30日)】マリナーズのイチロー外野手(32)はエンゼルス戦でメジャー通算20本目の先頭打者本塁打を放つとともに、メジャー通算400度目のマルチ(複数)安打を達成した。チームは今季初の6連勝を飾ったが、同僚のラファエル・ソリアーノ投手(26)が打球を頭部に受けて病院に直行するアクシデントに、試合後も笑顔はなかった。
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イチローが相手先発のジェレッド・ウィーバー投手(23)の2球目を右中間に運んだ。メジャー通算20本目、7月2日以来の本塁打となる7号先頭打者アーチ。クリス・スネリング外野手(24)も右翼席への1号ソロで連続本塁打。序盤からお祭りムードのマリナーズだったが、6連勝にも重苦しい空気が漂った。
相手先発の2球目を右中間に運ぶ文句なしの一発だ(AP)
「ちょっと、見られなかったですね」。さすがのイチローも沈痛な表情だ。6−3で迎えた八回だった。エンゼルスのウラジーミル・ゲレロ外野手(30)の打球が、2番手登板したラファエル・ソリアーノ投手(26)の右耳後部を直撃。鈍い音が場内に響き渡り、ボールは三塁側ファウルグランドを転々とした。
倒れたまま動かないソリアーノ。球場は騒然となり、中堅のイチローもナインとともにマウンドに駆け寄った。球団広報によると、意識、手足の感覚とも失われていないが、詳しい検査結果は30日以降に出るという。試合は10数分後に再開されたが、沈痛なムードは消えなかった。
イチローは第2打席でも右前打し、4打数2安打1四球(敬遠)。今季56度目、メジャー通算400回目のマルチ安打をマークしたが「日本で何回やったの? それがわからないと、比べようがない」。試合後の会見でも言葉少なだった。
2006年08月31日
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