2006年08月31日

松井秀、フリー打撃開始−8分の力で強い打球

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は30日、ニューヨークのヤンキースタジアムで左手首を骨折した5月11日以来となるフリー打撃を開始した。

松井秀は屋内練習場でティー打撃35球の後、休憩を挟んでフリー打撃35球をこなした。球団広報によると、痛みを訴えることもなく、打撃投手が投げる球を強く打ち返していたという。

松井秀は「いつもの打撃練習と同じくらい。8分くらいの力で打てた。(手首は)全然問題ない」と話した。

9月1日に当地の病院で検査を受けると同時に、屋外での打撃練習を開始。マイナーリーグ戦への調整出場のために動き始める。(共同)
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イチローがメジャー通算20本目の先頭打者弾!マ軍は6連勝

【シアトル(米ワシントン州)29日(日本時間30日)】マリナーズのイチロー外野手(32)はエンゼルス戦でメジャー通算20本目の先頭打者本塁打を放つとともに、メジャー通算400度目のマルチ(複数)安打を達成した。チームは今季初の6連勝を飾ったが、同僚のラファエル・ソリアーノ投手(26)が打球を頭部に受けて病院に直行するアクシデントに、試合後も笑顔はなかった。



試合結果へ
イチローが相手先発のジェレッド・ウィーバー投手(23)の2球目を右中間に運んだ。メジャー通算20本目、7月2日以来の本塁打となる7号先頭打者アーチ。クリス・スネリング外野手(24)も右翼席への1号ソロで連続本塁打。序盤からお祭りムードのマリナーズだったが、6連勝にも重苦しい空気が漂った。

相手先発の2球目を右中間に運ぶ文句なしの一発だ(AP)
「ちょっと、見られなかったですね」。さすがのイチローも沈痛な表情だ。6−3で迎えた八回だった。エンゼルスのウラジーミル・ゲレロ外野手(30)の打球が、2番手登板したラファエル・ソリアーノ投手(26)の右耳後部を直撃。鈍い音が場内に響き渡り、ボールは三塁側ファウルグランドを転々とした。

倒れたまま動かないソリアーノ。球場は騒然となり、中堅のイチローもナインとともにマウンドに駆け寄った。球団広報によると、意識、手足の感覚とも失われていないが、詳しい検査結果は30日以降に出るという。試合は10数分後に再開されたが、沈痛なムードは消えなかった。

イチローは第2打席でも右前打し、4打数2安打1四球(敬遠)。今季56度目、メジャー通算400回目のマルチ安打をマークしたが「日本で何回やったの? それがわからないと、比べようがない」。試合後の会見でも言葉少なだった。
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よく聞け斎藤!松井秀が“サプライズ対面”でメジャー魂注入

【ニューヨーク29日(日本時間30日)】ヤンキースの松井秀喜外野手(32)が米国遠征中の早実・斎藤佑樹投手(18)=3年=に3つの金言を授けた。日本高校選抜の一員としてヤンキースタジアムを訪問した斎藤と初対面した松井秀は、将来の夢というメジャー入りに向けて(1)米国遠征の感激を忘れるな(2)夢を持て(3)異文化を楽しめ−の3カ条をアドバイス。さらに「顔も端正。オレの高校時代とは違う」とスター性に太鼓判を押した。松井秀は予定通り30日からフリー打撃を開始、いよいよ完全復活のカウントダウンに入る。



あきらめていたはずの夢の対面が実現した。一塁ベンチから緑のフィールドを眺めていた球児たちの前に私服姿でさっそうと現れた松井秀。「オーッ」の歓声とともに全員のテンションが急上昇するのが分かった。

チケット手配の都合などでいったんは中止と発表されたヤンキースの試合観戦。しかし、関係者らによると松井秀自ら奔走し、チケット30枚を確保した。結局試合は雨天中止になったが、“ぜひヤンキースの試合を高校生に見てほしい”という松井秀の気持ちが、そのまま表れた行動だった。

夢の初対面に興奮していたのは球児たちだけではない。14年前の甲子園の怪物は“王子”に興味津々。日米球界を知る先輩として未来ある後輩に、こう言葉をかけた。

「僕も高2、高3のときに出させていただいてすばらしい思い出になった。皆さんにとっても素晴らしい体験だと思うし野球以外にも役立つことがあると思います」

米国到着後さっそくヤンキースタジアムを訪れた選手たちにまず「この感激を忘れるな」とひと言。松井秀も高2の米国遠征でドジャースタジアムを訪ねた=写真左=。その球場の雰囲気、スタンドから見た当時パイレーツのバリー・ボンズ外野手(42)=現ジャイアンツ=の姿を大リーグの原風景として、強烈に脳裏に焼きつけた。この日球児らが見た、ヤンキースタジアムの左翼フェンス後方にあるベーブ・ルースら名選手のレリーフが飾られた『モニュメントパーク』、ヤ軍のロッカールームの独特の空気を、斎藤らにも忘れてほしくなかったのだ。

続いて「自分なりの目標、夢を持ち、常に自分の足元を見つめながら頑張ってほしい」。2つ目のアドバイスは「夢を持て」ということ。斎藤が小学校の文集で将来の夢は「メジャー入団(ヤンキース)」と書いたのは松井秀も知っている。

最後に贈る言葉は「文化、習慣、食事、言葉も違う。慣れるまでに時間はかかるがそういうことを楽しいと感じられればいい」。役員に促された斎藤から「米国に来て大変なことは?」と質問され「異文化を楽しめ」と説いた松井秀。金言にうなずくように聞き入った斎藤は「威圧感というかオーラの中にも優しさが感じられる、すごい人」と興奮を隠せない。

逆に斎藤の印象を「まじめそうで野球に真っすぐに取り組んでいる。“ハンカチ王子”と呼ばれているだけあって顔も端正。オレの高校時代とは大違いだよ」。周囲を笑わせながら王子のスター性を評価した。自分もかつてはメジャーにあこがれた高校球児。そんな甲子園の先輩として、斎藤が海を渡る日をゴジラは楽しみにしている。

◆ゴジラに感激の駒大苫小牧・田中将大投手(17)=3年
「じかに見たらガッチリしていてデカいな、という印象でした。人間的にもいい人だと思っていましたが、実際に話を聞いてみて、大人の社会に出て、ああいう人物になれたらいいなと思いました」

◆日本選抜チームで指揮を執る早実・和泉実監督(44)
「非常に感激しております。生徒もいつになく緊張した面持ちでしたし、あこがれの人と会っているんだなという感じでした。私もそうでしたけれど…」
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